私たちが目指すレインウェアは、安全性・デザイン性・機能性を兼ね備えたデザイン。
ヒアリングを行った際に、これらのような問題が浮かび上がってきました。
手が塞がるので傘が挿せない
裾を車輪で巻き込んでしまいそうで怖い
足元に雨が跳ねて汚れてしまう
袖口と車輪がこすれて汚れてしまう
電動車いすのバッテリーが濡れてしまう
フードを被ってしまうと横が見えにくい
このような問題により、「急用ではない限り、雨の日の外出は控える」という車いすユーザーの方も多いようです。 しかし何故、雨のせいで外出をあきらめないといけないのでしょうか?
車いすユーザーの方にとっては、車いすは「足」と同義です。本来であれば好きな時に好きな場所に行けることが当たり前でなければいけません。私たちのレインウェアはそのような当たり前を叶えるためのデザインを目指しています。
そのような想いを形にするために車いす用レインウェアのサンプル作成を始めたのは、去年の秋頃でした。そして先日漸く完成品に近いサンプルが出来上がったため、全体での試着会を開催しました。
サンプルをあやなななさんに着用してもらい、車いすでの使用感をチェックしていただきました。 前回の試着では気になった丈や腕回りの部分も確認をしていただきながら、新しく追加された機能についても意見が交わされました。
初めてサンプルを見たメンバーもいたので、試着会は大盛り上がり!メンバー全員が納得できる、良いデザインになってきました。
この試着会で新たな問題も出てきたので、さらに改善を重ねていく予定です。皆様に良いものをお届けできるように奔走していきますので、どうぞお楽しみに!
モデル:あやななな(twitter:@_ayananana_02)
執筆:PontemActivation/naomi